くの絵のモデルはみんな、うちの猫たちである。
亡くなった猫も入れて8匹いた。
大半は野良猫で、うちを選んで入ってきた。
それも生後まもなくの猫たちである。
人間にも人それぞれに生いたちのドラマがあるように、
うちの猫たちにも物語がある。
ぼくはそんな猫の話をききながら、
絵をつくっていくのが好きである。
考えるまでもなく、猫には誰でも逢える。
でも、猫を見る人は少ない。
その少ないひとりにぼくがいたことを、
ぼくの描くネコの絵は、
ネコからヒトへのメッセージである。

山城隆一

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